いざきです。
今回は2023年4月22日発売の【DUELIST NEXUS】で登場したカードについてです。
今回のパックでは新しい種族として幻想魔族が追加されました。
幻想魔族というと真っ先に思い出すのはGBAの破滅の大邪神です。
秒殺の暗殺者や女邪神ヌヴィアといった強力な黒魔族のモンスターを倒すことができ、幻想魔族の悪魔の鏡などにはとてもお世話になっていた覚えがあります。
勝敗に直結するのはフェニックスモードのラーを捨てれるかどうかですが。。。
超絶難易度のゲームの話はさておき、前回に続いて、今回もユベルと相性の良いカードが多いパックでした。
目次
考察
(1)破械関連
自分のカードを破壊するテーマである破械から3種類が追加されました。
[破械神王ヤマ]は自分の場のカードが破壊された場合に墓地から除外することで、墓地からユベルを蘇生してそのまま破壊することができます。
1枚で第2形態を特殊召喚できる貴重な手段です。ユベルデッキではリンク召喚も容易ですが、[ドラグマ・パニッシュメント]や[天底の使徒]などで直接墓地に送る手段を優先するのも良いのかと思います。
[破械神シャバラ]はフリーチェーンで相手ターンにユベルを破壊することができます。
ユベルに対する除外やバウンスなどにチェーン発動できるとなお良いですね。
[破械神シュヤーマ]は墓地にある時にユベルを破壊しながら蘇生できます。
蘇生したシュヤーマとユベルの進化系でヤマをリンク召喚し、シャバラを手札に加えておけば、ヤマが墓地に送られた後、相手ターンでも能動的に墓地のヤマの効果を発動させることができます。
ユベルデッキにとって革新的なカード達である事に否定の余地はありませんが、ヤマの効果は場のカードが破壊されないと発動できない点が少し気になります。
前述のシャバラや[トラップトラック]などの自分のカードを能動的に破壊する手段がない場合、かなり受動的な効果であるため、破壊以外の除去手段が豊富な昨今、やや心許ない気もします。。。
(2)幻獣王キマイラ、合成獣融合
[幻獣王キマイラ]がまさかの悪魔族サポートでした。
墓地から除外することで蘇生できる効果はヤマと似ていますが、相手ターンにフリーチェーンで蘇生させることができます。
ユベルデッキでは蘇生後に破壊できるかどうかが最大の違いになるかと思いますが、個人的にはフリーチェーンでユベルが蘇生できるこちらの方を優先したいと考えています。
融合召喚するには獣族モンスターを採用する必要があります。採用する獣族モンスターとしては[花騎士団の駿馬]や[金華猫]、[デーモン・イーター]あたりになるかなと思います。
現実的に考えるとエクストラデッキから直接墓地に送ることが多くなりそうです。
[合成獣融合]は場か墓地に有翼幻獣キマイラがある時に墓地から手札に加えることができます。
積極的に幻獣王キマイラなどを召喚するデッキとするなら、[七精の解門]の手札コストにも使えてかなり便利だと思います。
(3)十種神鏡陣
待望のレベル10対応の[トレード・イン]です。場からもコストにできますが、その場合[アドバンスドロー]もありますので、できれば手札から墓地へ送りたいですね。ユベルを手札に加えるには[融合徴兵]が便利でしょうか。
融合徴兵は、その召喚制限により採用がしにくいと感じていましたが、前述のヤマやキマイラのおかげで手札に加えて墓地に送るだけの行為にも大いに意味が出てきました。
また、十種神鏡陣は1ターンに1回などの回数制限もないので、手札事故を恐れて控えていた他のレベル10モンスターの採用も考えやすくなりました。[時械巫女]でサーチできる時械神モンスターや破壊された時にフィールドのカードを全て破壊する[邪神イレイザー]、特殊召喚が容易な[究極封印神エクゾディオス]など色々と考えられますね。
まとめ
その他、自分のカードを破壊する効果を持つ[ヴィサス=アムリターラ]を筆頭に、[ヴィサス=スタフロスト]関係のカードが増加するなど、ユベルデッキに追い風が吹いています。
追い風はありがたいのですが、今回だけでも破械関連を濃くするか、キマイラ関連を濃くするかなど、色々なデッキタイプが考えられるため、トライアンドエラーが多くなります。
デッキを煮詰めるのに時間がかかりますが、その悩んでいる時間が1番楽しいですよね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また次回のパックで。