いざきです。
前回は、ユベルデッキを構築する上で、高ランクエクシーズを軸にするべきではないという考えを示しましたが、同時に、ユベルを使った高ランクエクシーズ自体には一考の価値があるという考えも示しました
今回は『採用に一考の価値がある』という点について考察していきます。
目次
考察
(1)高ランクエクシーズを採用する理由とは?
あれだけ酷評した高ランクエクシーズを何故採用し得るのか、それはもう単純に
ユベルデッキの重要な勝ち筋の一つだから
です。
当たり前のことを言いますが、遊戯王というゲームは基本的に相手のライフポイントを0にすることが勝利条件です。
また、これは今までに何度か言ったことではありますし、皆さま承知の事ではあるとは思いますが、ユベルは防御的なモンスターで、基本的に、他に攻撃的なモンスターを用意しないことには相手のライフポイントを減らすことはできません。
ですので、高ランクエクシーズモンスターという非常に攻撃的なカードたちは、ユベルデッキにおいて重要な攻撃手段の選択肢の一つになるのは当たり前のことだと思います。
(2)じゃあデッキのコンセプトにしても良いのでは?
落として上げてと、訳のわからない内容になってしまって大変申し訳ありませんが、もう少しお付き合いください。
『そんなに重要な攻撃手段になるならデッキのコンセプトにして、たくさん高ランクエクシーズモンスターを出したら良いじゃないか。』
と思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、高ランクエクシーズモンスターをたくさん出したいだけなら、くどいようですが、【列車】デッキを使えば良いのです。
ユベルデッキにおける高ランクエクシーズとは、
ダメージを与えるためにしなければならないことであり、できるからすることではない
ということを考えれば違いが分かりやすいのではないでしょうか。
(3)『しなければならないこと』と『できるからすること』の違いとは?
この、『しなければならないこと』と『できるからすること』の違いが、ユベルデッキに高ランクエクシーズを採用する最大の理由であり、【列車】デッキとの差別化が可能な点であります。
【列車】のカードたちはランク10エクシーズの素材にしかならないわけではなく、それぞれのモンスターがしっかりと攻撃的な能力も持ち合わせています。
前回の記事に載せたもの以外にも、具体的に見てみると
などなど、デメリットやコスト・制約は多少なりともありますが、ユベルに比べて単体での攻撃性能は高いということは否定できないと思います。
そのうえで、レベル10が2体以上場に並ぶ状況を簡単に作り出せる効果を持ったサポートカードが存在します。
ゆえに、【列車】にとってランク10エクシーズは、
素材となるカードたちだけでもダメージを与えられるが、できるからすること
であり、必ずしなければならないことではないのです。
しかし、ユベルデッキにとって高ランクエクシーズは、
ユベルだけではダメージを与えられないから、ダメージを与えるためにしなければならないこと
なのです。
まとめ
以上が私の考えです。
これは私の考え方ですが、デッキを作る際に、『この動きは他のデッキの完全下位互換になっていないか』ということを念頭においてデッキを作っています。
採用するカード1枚1枚にそのカードではないとダメな理由が自分の中に存在する必要があるというのは、デッキを作る上で必ず考えることだと思います。
しかし、ユベルというカードは現状『この動きをするなら採用するカードはユベルじゃなくても良いんじゃないか』となりやすいカードであると思います。
それは私自身の考えや発想にまだ至らぬ点が多いことに加えて、テーマデッキが増えすぎたせいで様々なデッキが各種テーマデッキの完全下位互換となりつつあることが理由の一つであると思います。
しかし、その中でユベルを使うのだから、ユベルを使うからこそできることをより多く発見し、それをデッキにどう反映するのかを考えなければならないのではないかと私は思います。
今回の記事は私の考えを長々と示しただけになってしまいました。
当たり前のことをつらつらと具体例を挙げて述べただけなのだとは思いますが、ここを理解していなければ各ギミックを採用する際にどのギミックを優先すべきか、選ぶことはできないのではないかとも思いますので、説明をさせて頂きました。
次回以降は以上の点を踏まえて、どのエクシーズモンスターを採用すべきかとその特殊召喚のために採用できるであろうカードを書きたいと思います。
では、また次の記事で。