ユベルデッキで勝ちたい私の10年の記録

ユベルを使って勝ちたい私が考えたユベルの使い方について記していきます

【デッキ紹介】ユベルデッキ(201017)


お久しぶりです、いざきです。

 

長らく私生活が忙しく、本筋の内容の方が全く更新できておらず申し訳ありません。

 

遊戯王を辞めていたわけではなく、新しい情報などにはそれなりに敏感にチェックしてはいたのですが、なかなか実際に決闘したりカードショップに足を運んだりということができておりませんでしたので、モチベーションも上がらず、というところです。申し訳ありません。

 

ブログ更新復帰への足掛かりとして、今回は2020年10月17日現在の自分のユベルデッキを紹介したいと思います。

 

今回紹介するデッキですが、どちらかといえばE・HERO ネオス・クルーガーをメインに考えたデッキなので、ユベルデッキかと言われると痛いところなのですが、その点はご容赦下さい。

 

それでは紹介していきます。

まずはデッキレシピです。

(ユベルの進化形態については名前が長いため略称で示しております)


目次


デッキレシピ

《メインデッキ》40枚

【モンスター】24枚

ユベル 1枚

ユベル第2形態 1枚

ユベル第3形態 1枚

ネオス・ワイズマン 1枚

E・HERO ネオス 1枚

E・HERO エアーマン 1枚

E・HERO ブレイズマン 1枚

E・HERO シャドーミスト 1枚

V・HERO ヴァイオン 3枚

D・HERO ディアボリックガイ 2枚

焰聖騎士 リナルド 2枚

焰聖騎士 アストルフォ 1枚

ヴァレット・トレーサー 1枚

ジェット・シンクロン 1枚

ネメシス・キーストーン 1枚

ネメシス・フラッグ 1枚

召喚僧サモンプリースト 3枚

アークネメシス・エスカトル 1枚

【魔法】15枚

ヒーローアライブ 2枚

E-エマージェンシーコール 1枚

増援 1枚

ワンチャン!? 3枚

融合 1枚

ラクル・フュージョン 1枚

簡易融合 1枚

焔聖剣-デュランダル 1枚

リビング・フォッシル 1枚

リボルブート・セクター 1枚

ブラック・ガーデン 1枚

魔法族の里 1枚

【罠】1枚

メタバース 1枚

 

エクストラデッキ》15枚

サウザンド・アイズ・サクリファイス 1枚

E・HERO スチームヒーラー 1枚

E・HERO サンライザー 1枚

E・HERO ネオスルーガ 1枚

ガーデン・ローズ・メイデン 1枚

瑚之龍 1枚

シューティング・ライザー・ドラゴン 1枚

永遠の淑女 ベアトリーチェ 1枚

リンクリボー 1枚

ストライカー・ドラゴン 1枚

ユニオン・キャリアー 1枚

聖騎士の追想 イゾル 1枚

水晶機巧-ハリファイバー 1枚

V-LAN ヒドラ 1枚

トロイメア・グリフォン 1枚

 

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以上がデッキレシピです。

見ていただければ分かる通り、ギミックを動かすことだけに注力しており、手札誘発による相手の妨害や相手からの妨害への対策などは全く入っておりませんので、あくまでそういうデッキだと考えていただけると幸いです。

 

そんな、妨害札を捨ててまでやりたかったギミックを説明いたします。


ギミックと動かし方

(1)最終的な盤面とコンセプトの説明

最初に最終的な盤面を紹介いたします。

先行1ターン目から、

 

リンクリボー

トロイメア・グリフォン

E・HEROネオス・クルーガー

ユベル第2形態

好きな魔法・罠カード

(ここではメタバースをセットから、相手ターンのドローフェイズに魔法族の里発動)

 

の盤面を作ることができます。

 

相手は、トロイメア・グリフォンの効果で、リンク状態でなければ特殊召喚したモンスターの効果は使えず、魔法族の里の効果で、魔法使い族モンスターが場にいなければ魔法カードを使うことができません。

また、もしE・HERO ネオス・クルーガーが破壊されてもネオス・ワイズマンを特殊召喚でき、魔法族の里の効果で魔法カードが使えなくなることもありません。

この時点で相手のデッキ内容によっては突破が難しい盤面になっているのではないかと考えております。

 

さらに注目していただきたいのは、フィールドのモンスターが全て一度にフィールドから離れた場合には、ネオス・ワイズマンとユベル第3形態が並ぶという、ユベルが好きな人からすると、絵面的にかなり嬉しい盤面になります。

 

以上のように、ある程度の制圧力とユベルファンとしてのロマンを兼ね備えたデッキとなっております。


(2)ギミックを動かすために必要なカード

次に盤面を構成するためのギミックを動かすために初手で必要なカードを説明します。

 

必要なカードは最少枚数で、

ヒーローアライブ

自身のみでレベル1モンスターを場に特殊召喚できるカード

あるいは

それらのモンスターをサーチできるカード

の2枚です。

 

しかし、ヒーローアライブは準制限カードであり手札に来る可能性はさほど高くありません。

また、レベル1モンスターを特殊召喚あるいはサーチできるカードと言っても分かりにくいかと思います。

ですので、以下に代用になるカードなど詳しく説明していきます。


ヒーローアライブ

の代わりとなるカードとして、

V・HERO ヴァイオン

もしくは

V・HEROヴァイオンを特殊召喚できる

召喚僧-サモンプリースト

(コストとして、

融合

リボルブート・セクター

ラクル・フュージョン

魔法族の里

以外の魔法カード1枚)

E・HEROシャドーミスト以外のHEROモンスター

の計2枚で代用できます。

 

具体例を出すと、

ヒーローアライブの代わりに

①V・HERO ヴァイオンとD・HERO ディアボリックガイ

②召喚僧-サモンプリーストとブラック・ガーデンとE・HERO エアーマン

③増援とE-エマージェンシーコール

(V・HERO ヴァイオンとE・HERO ブレイズマンをサーチ)

などが考えられます。


レベル1のモンスター

については

焔聖騎士-アストルフォ

あるいは

ネメシス・キーストーン

が基本的に必要となります。

ですので、それらをサーチできる

ワンチャン!?

焔聖剣-デュランダル

ネメシス・フラッグ

もしくは

墓地のレベル1モンスターを蘇生できる

リビング・フォッシル

レベル1のサウザンド・アイズ・サクリファイス特殊召喚できる

簡易融合

の計7種類9枚いずれか1枚が手札にあればOKです。

 

それではいよいよギミックの動かし方を説明していきます。


(3)動かし方

 

ギミック(ここではヒーローアライブとワンチャン!?が手札にある場合)の動かし方を示します。

略称をいくらか用いていますがご了承下さい。

また、かなり長い手順になるので、適当なカードを使って盤面を再現しながら見ていただければより分かりやすいかと思います。

再現する場合は、ヒーローアライブ、ワンチャン!?に加え手札コストとしてユベル第3形態の3枚を手札としてスタートしていただければ問題ありません。


1.

ヒーローアライブを発動。エアーマン特殊召喚し、ヴァイオンをサーチ。

 

2.

ヴァイオンを通常召喚。シャドーミストを墓地に送り、シャドーミストの効果でディアボリックガイをサーチ。ヴァイオンの効果でシャドーミストを除外して融合をサーチ。

 

3.

融合を発動。エアーマンとディアボリックガイでサンライザーを融合召喚。サンライザーの効果でミラクル・フュージョンをサーチ。

 

4.

墓地のディアボリックガイを除外してデッキのディアボリックガイを特殊召喚

 

5.

ディアボリックガイとサンライザーでイゾルデを左のエクストラモンスターゾーンにリンク召喚。イゾルデの効果でネオスをサーチ。さらにイゾルデの効果で焔聖剣ーデュランダルを墓地に送り、焔聖騎士ーリナルド特殊召喚

 

6.

リナルドの効果で墓地のデュランダルをサルベージ。任意のモンスターにデュランダルを装備し効果発動。2枚目のリナルドをサーチ。

 

7.

2枚目のリナルド特殊召喚。チューナーとなった2枚目のリナルドともう一枚のリナルドでハリファイバーをイゾルデのリンク先にリンク召喚。ハリファイバーの効果でデッキからジェット・シンクロンを特殊召喚

 

8.

手札からワンチャン!?を発動。デッキから焔聖騎士ーアストルフォをサーチ。(あるいはネメシス・キーストーンをサーチ。ここではアストルフォをサーチした体で進めていきます。)

ヴァイオンとジェット・シンクロンでガーデン・ローズ・メイデンをシンクロ召喚。デッキからブラック・ガーデンをサーチ。

 

9.

墓地のジェット・シンクロンの効果で、手札のネオスを墓地に送り、ジェット・シンクロンを特殊召喚。その後ブラック・ガーデンを発動。

 

10.

ガーデン・ローズ・メイデンとジェット・シンクロンで瑚之龍をシンクロ召喚。ブラック・ガーデンの効果で相手の場にローズ・トークンを特殊召喚

 

11.

ブラック・ガーデンの効果でローズ・トークンとブラック・ガーデンを破壊し、墓地のディアボリックガイを特殊召喚

 

12.

瑚之龍とディアボリックガイで永遠の淑女 ベアトリーチェをイゾルデのリンク先以外のメインモンスターゾーンにエクシーズ召喚。ベアトリーチェの効果でエクシーズ素材の瑚之龍を墓地に送り、デッキからメタバースを墓地へ。

 

13.

墓地のガーデン・ローズ・メイデンの効果で、自身を除外し、墓地の瑚之龍を特殊召喚

手札のアストルフォの効果で墓地のリナルドを除外し、アストルフォを特殊召喚

 

14.

アストルフォと瑚之龍でシューティング・ライザー・ドラゴンをシンクロ召喚。シューティング・ライザー・ドラゴンの効果で、デッキからヴァレット・トレーサーを墓地に送り、レベルを3に変更。

 

15.

レベル3のシューティング・ライザー・ドラゴンでストライカー・ドラゴンをイゾルデのリンク先にリンク召喚。ストライカー・ドラゴンの効果でデッキからリボルブート・セクターをサーチ。

 

16.

ベアトリーチェとイゾルデでユニオン・キャリアを左のエクストラモンスターゾーンにリンク召喚。ユニオン・キャリアの効果でストライカー・ドラゴンにデッキからユベルを装備。

 

17.

ストライカー・ドラゴンの効果を、墓地のヴァレット・トレーサーと場のストライカー・ドラゴンを対象にして発動。ヴァレット・トレーサーをサルベージすると同時にストライカー・ドラゴン及び装備カード扱いのユベルが破壊される。

 

18.

墓地のユベルの効果で、デッキからユベル第2形態をモンスターゾーンの右端に特殊召喚

 

19.

手札からリボルブート・セクターを発動。リボルブート・セクターの効果で手札のヴァレット・トレーサーを特殊召喚

 

20.

ハリファイバーとヴァレット・トレーサーでVーLAN ヒドラをユニオン・キャリアのリンク先にリンク召喚。VーLAN ヒドラの効果でユニオン・キャリアをリリースし、VーLAN トークンを2体特殊召喚

 

21.

VーLAN トークン1体でリンクリボーを左側のエクストラモンスターゾーンにリンク召喚。さらにVーLAN トークン1体とVーLAN ヒドラでトロイメア・グリフォンをリンクリボーのリンク先にリンク召喚。

 

22.

トロイメア・グリフォンの効果発動。ミラクル・フュージョン以外の手札のカードを墓地に送り、墓地のメタバースをセットし1枚ドロー。

 

23.

ラクル・フュージョン発動。墓地のネオスとユベルを除外し、ネオス・クルーガーをトロイメア・グリフォンとリンク状態になるように融合召喚して、ターンエンド。

エンドフェイズ時のユベル第2形態の効果はトロイメア・グリフォンの効果で発動できない。

 

24.

相手のドローフェイズ終了時にメタバース発動。デッキから魔法族の里を発動。


以上となります。

手順がかなり多いため、発動を忘れたり出す順番を間違えないよう注意です。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

一度最後まで回していただければわかると思いますが、一度でもギミックの途中で邪魔をされると二度と最終盤面は作れず、一度盤面を突破されると次の展開手段が無いためその時点で負けとなります。

 

長いソリティアになるのでフリーでは嫌がられ、大会などの場では手札誘発等への対処がないため止められたら終わり、と中々使う機会がなさそうなデッキではありますが、これも一つのデッキの形ですよね笑

 

ただ、個人的には中々面白いデッキが作れたかなと思っております。

特に、今回は焔聖騎士-アストルフォをレベル1モンスターとして使用しましたが、ネメシス・キーストーンを使用すればディアボリックガイを再利用でき、さらなる展開が考えられます。

また、アークネメシス・エスカトルは自由枠ですので、他のカードとの入れ替えを考える余地があります。

 

自分も様々考えてはおりますが、Twitterのアカウントがありますので、良ければ皆さんの意見も是非聞かせて頂ければと思います。

 

Twitterアカウント↓

https://mobile.twitter.com/yubelizaki

 

では、次回こそは本筋の更新をしたいと思います。また次回の記事で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ユベルデッキ考察】9 採用すべき高ランクエクシーズモンスター


いざきです。

 

2回にわたって長々と高ランクエクシーズモンスターの採用意義について考察を述べました。

 

今回は具体的に採用すべき高ランクエクシーズモンスターと、それをどう召喚するのかを考えたいと思います。


目次


考察


(1)採用すべき高ランクエクシーズモンスターはどのモンスター?

 

まずはどのモンスターを出すべきかを考えましょう。

前回の記事で私の考えを述べましたが、その中で特に、

ユベルではダメージを与えられないから高ランクエクシーズモンスターを召喚する

ということを強く主張したと思います。

 

このことを前提に考えると、採用したいモンスターは超攻撃的なモンスターに限られるのではないかと考えられます。

 

超攻撃的の定義は人それぞれですし、多種多様なモンスターが思いつくとは思いますが、その中でも、私が、このカードこそ採用すべきだと考えているのが下のカードです。

超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ]

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ランク11(レベル11×3)

このカードは1ターンに1度ランク10の機械族エクシーズモンスターの上に重ねてEXデッキから特殊召喚ができます。

1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことで、攻撃力および守備力を2000ポイント上昇させることができます。この効果の発動後、他の自分のモンスターは攻撃することができません。

また、このカードはエクシーズ素材の数+1回まで相手モンスターに攻撃することができます。

 

このカードは上のテキストを読んで頂ければ分かるように、どのモンスターよりも分かりやすく攻撃的で、このカード1枚で8000LPを削り切ることも可能なその攻撃性能は、ユベルデッキに最も必要であったカードなのではないかと考えています。


(2)このモンスターはどうやって出すの?

 

実際に[超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ]をどうやって出すのかを考えます。

 

正規の召喚方法はレベル11×3という非常に難しい素材指定を乗り越えなければならず、現実的ではないことは一目瞭然です。(ユベルの進化後を使えば出せなくはないのでしょうが)

 

やはりここはもう1つの、『ランク10の機械族エクシーズモンスターの上に重ねて特殊召喚できる』という召喚方法を行うべきでしょう。

 

ランク10の機械族エクシーズモンスターといえば、【1-2-3】で示した[ザ・カリキュレーター]の項にも出てきたこのカードです。

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス]

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ランク10(レベル10×2)

1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことで相手ライフに2000ポイントのダメージを与えることができます。

 

2000ポイントのダメージを与えることができる効果は、ジャガーノート・リーベの強化後の攻撃力6000と合わせて1ターンキルがより簡単になります。

 

他にも、

[No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ]

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[超巨大空中宮殿ガンガリディア]

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上記の2枚はグスタフ・マックスと同じ条件で出せるため、複数種の投入及びどれを選ぶかはデッキとの相談ではないかと考えます。


(3)じゃあ具体的にランク10はどうやって出すの?

 

ランク10エクシーズモンスターの出し方ですが、ユベルを使って出すのであれば、

デブリ・ドラゴンで墓地のユベルを蘇生して、ギャラクシー・クイーンズ・ライトでレベルを合わせる

これが最も簡単かつ使いやすいと考えております。

他にも出し方はたくさんあるとは思いますが、なぜこの方法が最良であると考えるのかは、また次の記事にしたいと思います。


まとめ

  1. 召喚すべきモンスターは現状、超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベが最適ではないか。
  2. 超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベの召喚はランク10の機械族エクシーズモンスターの上に重なる方法をとるべき。
  3. ランク10のエクシーズモンスターを出すには、『デブリ・ドラゴンで墓地のユベルを蘇生して、ギャラクシー・クイーンズ・ライトを使う』方法が最良である。
以上となります。
 

ジャガーノート・リーベは本当に強力で、このカードがあるかないかは、高ランクエクシーズを採用すべきかそうでないかを完全に分けてしまうのではないかと思うほどです。

 

あとは、全く関係ない話なのですが、最近出たカード(2018/11/20現在)でこれだけ強いカードが出て、それをこうしてタイムリーに記事にできるのはとても嬉しいことだなぁと思いました笑

 

それでは、次回はランク10エクシーズの召喚方法を具体的に考察したいと思います。

では、また次回の記事で。

【ユベルデッキ考察】8 ユベルデッキにおける高ランクエクシーズの使い道


いざきです。

 

前回は、ユベルデッキを構築する上で、高ランクエクシーズを軸にするべきではないという考えを示しましたが、同時に、ユベルを使った高ランクエクシーズ自体には一考の価値があるという考えも示しました

 

今回は『採用に一考の価値がある』という点について考察していきます。


目次


考察

(1)高ランクエクシーズを採用する理由とは?

 

あれだけ酷評した高ランクエクシーズを何故採用し得るのか、それはもう単純に

ユベルデッキの重要な勝ち筋の一つだから

です。

 

当たり前のことを言いますが、遊戯王というゲームは基本的に相手のライフポイントを0にすることが勝利条件です。

 

また、これは今までに何度か言ったことではありますし、皆さま承知の事ではあるとは思いますが、ユベルは防御的なモンスターで、基本的に、他に攻撃的なモンスターを用意しないことには相手のライフポイントを減らすことはできません。

 

ですので、高ランクエクシーズモンスターという非常に攻撃的なカードたちは、ユベルデッキにおいて重要な攻撃手段の選択肢の一つになるのは当たり前のことだと思います。


(2)じゃあデッキのコンセプトにしても良いのでは?

 

落として上げてと、訳のわからない内容になってしまって大変申し訳ありませんが、もう少しお付き合いください。

 

『そんなに重要な攻撃手段になるならデッキのコンセプトにして、たくさん高ランクエクシーズモンスターを出したら良いじゃないか。』

と思う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、高ランクエクシーズモンスターをたくさん出したいだけなら、くどいようですが、【列車】デッキを使えば良いのです。

 

ユベルデッキにおける高ランクエクシーズとは、

ダメージを与えるためにしなければならないことであり、できるからすることではない

ということを考えれば違いが分かりやすいのではないでしょうか。


(3)『しなければならないこと』と『できるからすること』の違いとは?

 

この、『しなければならないこと』と『できるからすること』の違いが、ユベルデッキに高ランクエクシーズを採用する最大の理由であり、【列車】デッキとの差別化が可能な点であります。

 

【列車】のカードたちはランク10エクシーズの素材にしかならないわけではなく、それぞれのモンスターがしっかりと攻撃的な能力も持ち合わせています。

前回の記事に載せたもの以外にも、具体的に見てみると

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などなど、デメリットやコスト・制約は多少なりともありますが、ユベルに比べて単体での攻撃性能は高いということは否定できないと思います。

そのうえで、レベル10が2体以上場に並ぶ状況を簡単に作り出せる効果を持ったサポートカードが存在します。

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ゆえに、【列車】にとってランク10エクシーズは、

素材となるカードたちだけでもダメージを与えられるが、できるからすること

であり、必ずしなければならないことではないのです。

 

しかし、ユベルデッキにとって高ランクエクシーズは、

ユベルだけではダメージを与えられないから、ダメージを与えるためにしなければならないこと

なのです。


まとめ

  1. ユベルデッキにおいて、相手にダメージを与える手段(勝利するための手段)として、高ランクエクシーズを採用する価値がある。
  2. 高ランクエクシーズを使う理由として、【列車】とユベルデッキとの間には明確な異なる理由があり、高ランクエクシーズを採用することは【列車】の完全下位互換の動きをしていることにはならない。

以上が私の考えです。

 

これは私の考え方ですが、デッキを作る際に、『この動きは他のデッキの完全下位互換になっていないか』ということを念頭においてデッキを作っています。

 

採用するカード1枚1枚にそのカードではないとダメな理由が自分の中に存在する必要があるというのは、デッキを作る上で必ず考えることだと思います。

 

しかし、ユベルというカードは現状『この動きをするなら採用するカードはユベルじゃなくても良いんじゃないか』となりやすいカードであると思います。

 

それは私自身の考えや発想にまだ至らぬ点が多いことに加えて、テーマデッキが増えすぎたせいで様々なデッキが各種テーマデッキの完全下位互換となりつつあることが理由の一つであると思います。

 

しかし、その中でユベルを使うのだから、ユベルを使うからこそできることをより多く発見し、それをデッキにどう反映するのかを考えなければならないのではないかと私は思います。


 

今回の記事は私の考えを長々と示しただけになってしまいました。

 

当たり前のことをつらつらと具体例を挙げて述べただけなのだとは思いますが、ここを理解していなければ各ギミックを採用する際にどのギミックを優先すべきか、選ぶことはできないのではないかとも思いますので、説明をさせて頂きました。

 

次回以降は以上の点を踏まえて、どのエクシーズモンスターを採用すべきかとその特殊召喚のために採用できるであろうカードを書きたいと思います。

 

では、また次の記事で。

【ユベルデッキ考察】7 ユベルを使った高ランクエクシーズ


いざきです。

 

前回までは4回にわたって、フィールドのユベルのレベルの高さをユベルを場に残したまま活かすためのカードを紹介致しました。

 

今回以降もレベルの高さは活かすのですが、特に

高ランクのエクシーズ召喚

を行うことについて考察していきます。


目次


考察

まずは高ランクのエクシーズをする意味や強みと弱みについて考えなければ、高ランクエクシーズをするためのギミックをデッキに採用するかどうかは決められませんので、その点について考えたいと思います。

また、ここでは高ランクの定義をランク7以上とします。


(1)高ランクのエクシーズモンスターの特徴とは?

 

高ランクのエクシーズモンスターですが、低ランクのエクシーズモンスターに比べて、ある程度単体で場を制圧できるカードが多くある印象です。

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などなどですね。

上に示したカードたちのように、攻撃力がある程度高く、その上で自身を守ることができる能力を持っていたり、他のモンスターに比べて非常に攻撃的な能力を持っているカードが多いと考えています。

 

防御的なユベルを除去するためにカードを消耗した相手にとっては高ランクのエクシーズモンスターに対処しきれない場面も多いのではないでしょうか。

 

ランク4エクシーズなどの小回りは効くが使い捨てになりがちなカードとは違って、1枚でゲームの流れを変えることができるカードだと考えます。

 

しかしながら、私はユベルデッキにおいて、これらのカードの召喚を軸に据えることは、デッキコンセプトに値するとは全く思えません。


(2)高ランクエクシーズって本当に強いの?

 

高ランクエクシーズモンスターは強力なモンスターが多いのは多いのですが、現状、場を1枚で支配できるのかといえば全くそんなことはなく、破壊耐性があろうが対象に取られない効果を持とうが、簡単に除去されてしまいます。

 

また、ユベルは簡単に用意できても、少なくとももう1体高レベルのモンスターを用意しなければエクシーズ召喚はできず、特にユベルのレベルをそのままレベル10として使うのであれば、レベル10のモンスターをもう1体用意する必要があります。

 

しかし、以前示しましたが、レベル10のモンスターは一般に切り札級のカードが多く、特殊召喚が難しくなっています。

 

その難しい特殊召喚条件を乗り越えて出したランク10エクシーズが次の相手のターンにランク4エクシーズに除去されてしまった時など目も当てられません。

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こういった理由から、私は高ランクのエクシーズモンスターは、今のところ出すコストに見合うだけの能力を持ち合わせていないと考えています。


(3)高ランクエクシーズってユベルデッキだからできることなの?

 

散々酷評してきましたが、しかしこのご時世、簡単に出せるレベル10モンスターはユベル以外に沢山存在しています。

 

そういったカードをユベルデッキに多数採用すれば高ランクエクシーズを多用することも全く不可能ではありません。

 

しかし、ユベルデッキを、高ランクのエクシーズ召喚をコンセプトとしたデッキにしたくない理由はここにあります

 

それらユベル以外のカードを使って、高ランクエクシーズに特化したデッキが他に存在しているからです。

 

高ランクエクシーズで有名なのはやはり【列車】デッキでしょう。

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これらのカードですね。

カテゴリーとは言えないのですが、これらのシリーズは地属性・機械族のみで構成され、ランク10モンスターを特殊召喚することを考えて作られたのであろう、ほぼ専用と言えるサポートカードが存在し、様々な場所からレベル10モンスターを展開する手段を持っています。

 

だからこそ、これら【列車】のカードとユベルとの間には直接的なシナジーは全くなく、ユベルを入れる必要は全くありません。

 

いわゆる出張というものではなく、ただ無理矢理にユベルを詰め込んだだけになってしまいます。

それをユベルデッキと呼ぶならそれはただのエゴなのではないでしょうか。


まとめ

結局のところ何が言いたいの?となるような文章になってしまいましたが、簡単にまとめると

  1. 現状、高ランクのエクシーズモンスターの召喚はハイリスク・ローリターン
  2. 高ランクエクシーズを軸に据えることは、ユベルデッキだからこそできる事ではない

というのが、私の考えだということです。

 

ただ、誤解して頂きたくないのは、ユベルを使った高ランクエクシーズに対しての考えは、結論からいうと

しかし、高ランクエクシーズは勝ち筋の一つとして採用に値する

というのが考えです。

 

次回以降は、何故これだけ酷評した高ランクエクシーズが採用しても良いと考えるのかを記していきたいと思います。

 

では、また次の記事で。

 

 

【ユベルデッキ考察】6 フィールドにいるユベルを活かすカード【速攻・装備・フィールド魔法と罠編】


いざきです。

毎度おなじみ、前回の続きとなります。

 

フィールドにいるユベルを活かすカードについて、速攻・装備・フィールド魔法カード及び罠カード編です。

 

今回でユベルのレベルの高さをそのまま活かすためのカードについての考察は最後ですので、何卒お付き合いよろしくお願いいたします。


-目次-


リストを再掲します。

リスト

 【モンスター】

[効果モンスター]

キャシー・イヴL2

ザ・カリキュレーター

ヒール・ウェーバー

ユニバード

レベル・スティーラー(禁止)

[融合モンスター]

覇道星シュラ

シンクロモンスター

ダーク・ダイブ・ボンバー

【魔法カード】

[通常魔法]

アドバンスドロー

ギャラクシー・クイーンズ・ライト

トラスト・マインド

マジカル・スター・イリュージョン

[速攻魔法]

デーモンとの駆け引き

[装備魔法]

パワー・ピカクス

[フィールド魔法]

神縛りの塚

【罠カード】

[通常罠]

無力の証明

では考察です。

(今回はナンバリングが⑤からとなっていますが、本来は魔法罠編として作成していたためです。)

考察

⑤[デーモンとの駆け引き]

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効果:自分の場のレベル8以上のモンスターが墓地に送られたターンに発動でき、デッキか手札から[バーサーク・デッド・ドラゴン]を特殊召喚することができます。

ユベルを墓地に送ることで簡単に発動条件を満たすことができます。その上でデーモンの名前を持つカードであるため、トリック・デーモンの効果により、サーチは非常に簡単です。よって発動機会に困ったり、引けずに困るということはほとんど無いはずです。

 

特殊召喚できるバーサーク・デッド・ドラゴン自体も攻撃力3500と非常に高い攻撃力を持ち、その攻撃力で全体攻撃をすることができるので、防御寄りになりがちなユベルデッキに攻撃性を与えることができる点は見逃せません。

 

しかしながら、特殊召喚するにはデッキか手札にバーサーク・デッド・ドラゴンがいなければならない点は採用を悩ませる点であると思います。

 

バーサーク・デッド・ドラゴンは闇属性かつレベル8であるため、複数枚投入するなら事故を防ぐためにトレード・イン闇の誘惑などもデッキに入れたくなるところですが、墓地からの特殊召喚はできないため、墓地や除外ゾーンからデッキや手札に戻すカードが必要となります。

となると、必然的に腐りやすいカードがデッキの中に多くなりやすく、ただでさえ高レベルカードを大量に扱うユベルデッキの事故率を上げてしまいます。(高レベルのカードが全部トレード・インと闇の誘惑との相性が良ければ良かったのですが...)

 

ですから、採用するのであれば、

デーモンの駆け引きバーサーク・デッド・ドラゴンどちらもピン挿しとし、一度きりの急襲として使う』

くらいの考え方の方が良いと考えております。


⑥[パワー・ピカクス]

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効果:1ターンに1度、装備モンスターのレベル以下のレベルを持つ、相手の墓地のモンスターを除外することで、そのターンの間、攻撃力を500ポイント上昇させることができます。

いわば維持できれば複数回発動できる、スペルスピード1のD.D.クロウと言ったカードですね。レベル10のユベルに装備させれば大抵のカードは除外できるでしょう。

相手の墓地のモンスターを除外できる効果は弱くはないのですが、スペルスピード1がゆえに、相手の蘇生カードにチェーンしたり、妖精伝姫ーシラユキの蘇生効果にチェーンなどはできないため、本当に使いたい時に使えないというもどかしさもあるカードです。

 

決して弱いカードではないため、採用するべきかどうかは流行りのデッキにどれだけ刺さるかで決めるべきかと思います。


⑦[神縛りの塚]

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効果:このカードが存在している時、フィールドのレベル10以上のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されなくなります。また、レベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った時に、1000ポイントダメージを与えます。さらに、このカードが効果で破壊され、墓地に送られた時にデッキから神属性カード1枚をサーチできます。

主にユベルデッキでは1つ目の効果を目的に使用します。

効果では破壊されなくなるため、ユベルの自壊効果でもユベルは破壊されなくなります。

ユベルが除去されにくくなる一方で、ユベルを対象としてカードを発動することができなくなるため、前述のギャラクシー・クイーンズ・ライトとのコンボなどができなくなります。

よって、このカードとユベルが並んだ場合、お互いにゲームを進めることが出来ず、このカードが相手によって破壊されるのを待つ。みたいな状況になることもしばしばあります。

 

ですので、このカードを採用する場合はユベルとは独立して攻撃手段を用意するか、このカードでロックして準備を整えた後で、このカードを場から自分で取り除いて攻めに転じるといった使い方をするべきかと思います。

 

このカードの影響下でもユベルをコストにすることはできるので、アドバンスドローは発動でき、それをトリガーにデーモンとの駆け引きを発動するなどは可能です。

また、ギャラクシー・クイーンズ・ライトについても、あらかじめ発動してから神縛りの塚で耐性をつけて1ターンキル。ということもできるので、相性が悪いかと言われればそうとは言い切れません。

 

総じて評価しても、このカードは、ユベルとの相性が非常に良い、デッキのコンセプトにもなりうるカードであると考えております。


⑧[無力の証明]

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効果:自分の場にレベル7以上のモンスターが存在する時に発動でき、相手の場のレベル5以下のモンスターを全て破壊することができます。デメリットとして発動したターンに自分は攻撃することが出来ません。

 


このカードは分かりやすく強力なカードですね。

 

シンクロ召喚が出てからというものの、エクストラデッキから強力なモンスターの特殊召喚をコンセプトにするデッキが非常に多くなっています。

エクストラデッキからの特殊召喚をするには一般に低レベルモンスターを場に大量に展開する必要があります。

展開し終わって、エクストラデッキから特殊召喚しようというタイミングでこのカードを発動できれば、一気に相手を不利にすることができます。

 

しかし、今までのこのカードの考察を読んでいたらわかるように、少なくとも激流葬で十分な場合が殆どです。

しかもユベルは破壊された時に効果を発動するモンスターですので、無制限カード激流葬を差し置いてこのカードを採用すべきかは悩ましいところです。

 

しかしながら、すでに場にいるモンスターに対してフリーチェーンで打てる点は差別化する上でとても重要です。サイクロンなどの魔法罠カードの単体除去が流行っている環境では優先される場合もあるのではないでしょうか。


 

フィールドにいるユベルを活かすカードについての説明は以上となります。

まとめ

今まで長々と説明してきましたが、これらの中でも特に優秀なのは、

  1. ザ・カリキュレーター
  2. ギャラクシー・クイーンズ・ライト
  3. 神縛りの塚

の3枚であると考えています。

 

これら3枚のカードはデッキを組む上でデッキのコンセプトとなりうるカードたちですので、『場のユベルをそのまま使いたい!』と思う場合は一度検討して頂けたらと思います。


 

これにて、

【①-①モンタージュ・ドラゴンやザ・カリキュレーターなどのレベルが高いということに意味があるカードとのシナジーを考えた使い方をする。】

 

についての私の考察を終了させて頂きます。

次回以降は、

【①-②ランク10など高ランクのエクシーズ召喚を行いやすくするカードとして使う。】

についての考察したいと思います。

 

それでは、また次回に。

 


〜蛇足〜

ちなみに、ユベルが手札にある場合にユベルを活かせるカードは近いうちにまとめて解説いたしますので、楽しみにして頂けると幸いです。

【ユベルデッキ考察】5 フィールドにいるユベルを活かすカード【通常魔法編】


いざきです。

 

これまた前回の続きとなります。

 

フィールドにいるユベルを活かすカードについて、今回は魔法罠について考察しようと思っていたのですが、思った以上に文字数が多くなってしまったため、今回は通常魔法についてのみ考察させて頂きます。


目次


またもや、リストを載せておきます。

リスト

【モンスター】

[効果モンスター]

キャシー・イヴL2

ザ・カリキュレーター

ヒール・ウェーバー

ユニバード

レベル・スティーラー(禁止)

[融合モンスター]

覇道星シュラ

シンクロモンスター

ダーク・ダイブ・ボンバー

【魔法カード】

[通常魔法]

アドバンスドロー

ギャラクシー・クイーンズ・ライト

トラスト・マインド

マジカル・スター・イリュージョン

[速攻魔法]

デーモンとの駆け引き

[装備魔法]

パワー・ピカクス

[フィールド魔法]

神縛りの塚

【罠カード】

[通常罠]

無力の証明

では考察です。


考察

①[アドバンスドロー]

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効果:自分の場のレベル8以上のモンスター1体をリリースすることで、デッキからカードを2枚ドローすることができます。

レベル8以上をリリースというと、普通のデッキでは大損しそうなものですが、ユベルデッキではユベルをいくらでも特殊召喚可能なのでドローソースとして十分採用に値するカードです。

 

また、手札や墓地に闇黒の魔王ディアボロがいる場合、2枚ドローした上で特殊召喚できますね。

 

採用する価値はあるのですが、ユベルが出せる状況が整ってからこそ活きるカードではあるので、採用枚数に対して、また、レベル8以上のモンスターを簡単に出す手段をユベル以外にもある程度用意しておくなどのケアも必要だと考えています。


②[ギャラクシー・クイーンズ・ライト]

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効果:自分の場のレベル7以上のモンスター1体を対象に、1ターンの間、その他の自分の場のモンスター全てを対象のモンスターのレベルと同じにします。

このカードは今までの説明の中にも何回か名前が出てきたカードですね。

ユベルがいれば、どんなモンスターでもレベルを10にすることができるため、今まで説明してきたカードとの相性はもちろん抜群です。

 

銀河の魔導師によりサーチが可能な点も見逃せません。

ユベルのレベルの高さを活かすのであればこのカードは必須であると私は考えています。

 

ザ・カリキュレーターの攻撃力を上げるも良し、ランク10のエクシーズ召喚をするも良し、ユベル以外のモンスターをアドバンスドローのコストにするも良し。

 

ただし、レベルの変動は1ターンのみであるため、エクシーズ素材にするはずであったザ・カリキュレーターをなんらかの理由で場に残さざるを得ない状況になった場合、低ステータスを晒すことになる可能性がある点と、モンスター1体を対象に取る効果であるので、発動を邪魔されることが多い点には注意するべきだと考えます。(フォースフィールドにも邪魔されるくらいですからね...)


③[トラスト・マインド]

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効果:自分の場のレベル2以上のモンスター1体をリリースし、墓地からそのリリースしたモンスターのレベルの半分以下のレベルを持つチューナーを特殊召喚します。

ユベルをリリースすることでレベル5までのチューナーをサルベージできます。

 

しかし、このカードとユベルの2枚をリリースしてまで手札に加えたいチューナーがいるのかと言われると少し疑問です。

 

とはいえ完全に使えないわけではなく、デブリ・ドラゴンカメンレオンをサルベージして召喚することでリリースしたユベルを蘇生させることは可能です。

 

また、リリースを行うので、前述のアドバンスドローと同じく闇黒の魔王ディアボロとのシナジーを考えてもいいかもしれません。


④[マジカル・スター・イリュージョン]

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効果:自分フィールドのモンスターの数が相手フィールドのモンスターの数以下の時に発動でき、お互いに、自分の場のモンスターのレベルの合計×100ポイント、自分の場のモンスターの攻撃力を上昇させます。

上記の説明では少し分かりにくい気がするので、具体的に説明しますと、相手の場にゴゴゴゴーレムNo.39 希望皇ホープが存在し、自分の場にユベルE・HERO ネオスが存在するとします。

この時にこのカードを使用した場合、相手の場のモンスター(ゴゴゴゴーレムNo.39 希望皇ホープ)の攻撃力は、ゴゴゴゴーレムのレベル4×100の400ポイント上昇します。

自分の場のモンスター(ユベルE・HERO ネオス)の攻撃力はユベルE・HERO ネオスのレベルの合計である17×100の1700ポイント上昇します。

 

この例のように、エクシーズモンスター及びリンクモンスターのようなレベルを持たないモンスターが相手の場に多く存在する時に、輝くカードです。

 

ザ・カリキュレーターの効果を1ターンの間フィールドの全モンスターに与えるような効果ですが、上昇値が少ない点と相手のモンスターの攻撃力も少なからず上昇してしまう点が評価を下げてしまいます。


 

以上が通常魔法についての考察となります。

 


まとめ

私が考えるユベルデッキは、普通のデッキに比べて罠カードを多く採用したい場合が多々あり、デッキを40枚に抑えようと思うと、魔法カードの量を少し減らすしかないとなることが良くあります。

 

となると、上記のカードのように特定の状況でしか使えないカードを何枚採用するべきなのかと頭を抱えることもしばしばあります。

 

その度にデッキのカードの効果を一枚一枚しっかり読んで採用枚数を考えるというプロセスを踏むのですが、それだけ一枚のカードに対して悩めるのがユベルデッキの楽しいところであると思っております。


長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございます。

 

次回は残りの4枚の魔法罠カードについて考察

します。ひとまず、それでは。

 

【ユベルデッキ考察】4 フィールドにいるユベルを活かすカード【モンスター編】

いざきです。

前回の続きとなります。

フィールドにいるユベルを活かすカードについてです。

文字数の都合上、今回はモンスターカードのみについて考察します。


目次


もう一度、リストを載せておきます。

リスト

【モンスター】

[効果モンスター]

キャシー・イヴL2

ザ・カリキュレーター

ヒール・ウェーバー

ユニバード

レベル・スティーラー(禁止)

[融合モンスター]

覇道星シュラ

シンクロモンスター

ダーク・ダイブ・ボンバー

【魔法カード】

[通常魔法]

アドバンスドロー

ギャラクシー・クイーンズ・ライト

トラスト・マインド

マジカル・スター・イリュージョン

[速攻魔法]

デーモンとの駆け引き

[装備魔法]

パワー・ピカクス

[フィールド魔法]

神縛りの塚

【罠カード】

[通常罠]

無力の証明

 

それでは考察していきます。


考察

①[キャシー・イブL2]

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自分の場のレベル3以上のモンスターを対象に、対象のモンスターのレベルを2つ下げて手札から特殊召喚することができます。

ユベルに使うことでユベルのレベルを8にして、ユベルの維持コストとすることができます。

また、次の記事で説明しますが、ギャラクシー・クイーンズ・ライトを使うことで、ランク8のエクシーズ召喚を行うことも可能です。

単純に、手札から簡単に特殊召喚可能なモンスターなので、ユベルとのシナジーを考えずとも幅広く使えます。

汎用性が高いが故にユベルデッキで使うべきカードかは悩ましいところです。


②[ザ・カリキュレーター]

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このカードの攻撃力は自分の場のモンスターのレベルの合計×300ポイントの値となります。

ユベルと並べただけでも攻撃力は3600となり、ギャラクシー・クイーンズ・ライト星に願いをで自身のレベルも10にしてやれば攻撃力は6000となります。

ダイレクトアタックの後、超弩級砲塔列車グスタフ・マックスをエクシーズ召喚し、その効果で2000ダメージを与え、1ターンキルも可能です。

総じて使いやすく、出し損にはなりにくいと考えていますが、このカード自体を特殊召喚によって場に出す手段が少なく、またサーチも難しい点がこのカードの採用を悩ませるところです。


③[ヒール・ウェーバー

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自分の場のモンスターを対象に、対象のモンスターのレベル×100ポイントのライフポイントを回復します。

ユベルを対象にすることで1000ライフポイントを簡単に得ることができますが、他に効果もなく、ステータスも低いため、そこまでしてライフポイントを回復する意味があるのかを考えると、採用には至らないカードです。


④[ユニバード]

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自分の場のモンスター1体を対象に、このカードと対象のカードを除外することで、2体のレベルの合計以下のレベルの墓地のシンクロモンスター1体を特殊召喚することができます。

ユベルのレベルとこのカードのレベルの合計は12なので、全てのレベルのシンクロモンスター特殊召喚可能です。

ユベルデッキではドリル・ウォリアー閃こう竜 スターダスト、後述のダーク・ダイブ・ボンバーなど、ユベルシリーズとの相性の良いシンクロモンスターは沢山いるので、シンクロモンスターを使用する場合は、このカードは採用圏内であると考えております。


⑤[レベル・スティーラー(禁止)]

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このカードが墓地に存在する時、自分の場のレベル5以上のモンスターを対象に、対象のモンスターのレベルを1つ下げ、墓地から特殊召喚することができます。

アドバンス召喚以外のためにリリースすることはできないという制限以外はターン制限も素材制限もない、非常に強力なモンスターです。それ故に禁止となっております。

このカードをかつて使用できた頃、ユベルデッキを作るときには必ずフル投入しておりました。


⑥[覇道星シュラ]

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お互いのバトルフェイズに一度、相手モンスター全ての攻撃力を0にすることができ、フィールドのモンスターが戦闘を行う際に、それぞれ、自身のレベル×200ポイントだけ攻撃力を上昇させます。また、このカードが相手によって破壊され、墓地へ送られた時に覇勝星イダテン融合召喚扱いでEXデッキから特殊召喚することができます。

このカードが場にいて、ユベルが戦闘を行う際、ユベルの攻撃力を2000とすることができます。

相手の攻撃力は元々の攻撃力がいくらあったとしても、必ず0になるため、純粋にレベル10以上のモンスターとの戦闘でなければ負けることはありません。

また、ユベルの戦闘破壊耐性および、戦闘によるコントローラーへのダメージは0になる効果により、もし相手がレベル10以上のモンスターを使ってきたとしても、ダメージを受けることも破壊されることもありません。

このように、防御的なユベルに攻撃性を与えることができるため、非常に面白く、相性の良いカードですが、融合モンスターであるため、特殊召喚に手間がかり、このカードの融合召喚に使用するカードとユベルの間には共通してシナジーを持てるカードがほとんど存在しないため、事故率が高くなる点には注意すべきだと思います。


⑦[ダーク・ダイブ・ボンバー

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メインフェイズ1のみ効果を発動でき、自分の場のモンスター1体をリリースすることで、そのモンスターのレベル×200ポイントのダメージを相手に与えることができます。

 


ユベルをリリースすることで2000ポイントものダメージを与えることが可能です。

2000ポイントのダメージは非常に強力で魅力的ではありますが、レベル7のシンクロモンスターを出すためにチューナーと低レベルモンスターを場に揃え、その上でユベルも出すとなるとこれまた手間がかかり過ぎている気がするのは私だけではないのではないでしょうか。

同じ2000ポイントダメージなら前述の超弩級砲塔列車グスタフ・マックスの方が扱いやすいと考えておりますが、シンクロモンスターが故にユニバードとのシナジーもありますし、どちらに特化するか選択の余地は十分にあると思います。


まとめ

モンスターについては以上となります。

 

モンスターカードはどうしても召喚する必要があるため、邪魔もされやすく、プレイに大きなリスクを背負うことになります。

リスクとリターンが釣り合っているか、逆にリスクが大きくなるならどう補うかを考えてデッキを作っていきたいですね。

 

それでは次は魔法罠編になります。